リノベーションのきっかけ
最初は、実家の一部のスペースを使わせてもらって、デザイン作業場としてお仕事をしていました。
でもだんだんと打合せとかが増えてきたり、指文字を見にきてくれたりと、人の出入りが多くなって、このちいさなちいさな作業場に来てもらうのが申し訳なくなって。実家だし何か気まずいなーとか思い始めてた時に、実家に甘えないできちんと看板あげて仕事したいという思いと、何だかんだと出来ない理由をつけて甘えていた自分に気付かされて。。。100年はたっている使っていない実家の倉庫に目をつけ、アトリエとして使わせてほしいと親に相談したら、自分で何もかもするのであれば使ってもいいって許可がでて。そこからは予算削減のため自分たちでやれる事はやろう!何とかなる!という仲間もいてくれて、ド素人の考えからのスタートをきり、まずはたまりたまった荷物の整理、掃除からはじまりました。
リノベーションへのこだわり
リノベーション資金の調達なんだけど、やったことないし不安で不安で。でも覚悟を決めて取り掛かって何とか進む事が出来ました。限られた予算だし先祖さんからの宝物を大事に使わせてもらいたいという想いもあり、使えるものは再利用しました。なんせ私のおおじいちゃんが建てた建物で、倉庫や車庫として使っていた100年ものの物件。まぁ耐震ゼロですわな。笑。実家が工務店というのは一つの強みでしたね。必要な道具も借りれたり、私の頭の中の要望をお父さんが図面に落とし込んでくれて、それを元にうちの大工さんとのやり取りをしてイメージが伝わらないときは雑誌の切り抜きや絵を描いて伝えたり。足場組んで内装、外装の塗り作業はほぼDIY!!!!!でした。やってる最中もご近所さんがだんだん出来てきたな〜とかしゃべりにきてくれたり、子どもらもペンキ塗りに参加したりしてくれました。
リノベーションについて
予算は250万の設定だったので、なるべく低予算でおさめたいし、出来ることは自分で!の思いは強かったです。まずはぎっしり詰まってる建物内の荷物を空っぽにしないといけない。使えるものは市のリサイクルセンターや、バザーなどに持っていったりしました。あとはご自由にお持ちくださいって立て看板したら、近所の人達がたくさん持ってってくれたり。軽トラで何回ゴミ処分場を往復した事か。。。途方に暮れる掃除もやってくれる仲間がいたのはホントにありがたくて涙が出ます。仕事の合間に掃除やゴミ処分、ペンキ塗りなどしてくれて1人ではなかなか進まないし心が折れそうになるのをほんとに助けてもらいました。
この場所をつくる時、単なる自分のアトリエではもったいないと思ったこと。
仲間と繋がる場所でありたいと思ったこと。
気軽にコミュニケーションがとれる場所があればいいなと思ったこと。
ここで繋がった人達が新しいお仕事が生まれたら素敵だなと思ったこと。
そういう事を大切にしていきたいと思います。
Before After
リノベーション前の物件と工事中の様子
リノベーションライフ満足度
資材倉庫をリノベーションした遠藤美和さんの「リノベーションライフ満足度」は?
「PRINK M」グラフィックデザインと指文字アートのアトリエ+カフェ
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