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リノベーションのきっかけ

去年の10月に家業の居酒屋を継ぐ形で鳥羽へ戻ってきました。それと同時に両親が約40年続けてきた店舗の内外装を手直しすることに。専門的なところは業者さんに、自分たちでできるところは自分たちでリノベーション。新しくしすぎない事によって今までのお客さんも新しいお客さんも両方が楽しめる雰囲気を目指しました。その結果、建物自体は古いけど今まで以上に店舗に愛着がわき、ありがたいことに来店客の年齢層が広がりたくさんのお客様にご来店いただくようになりました。するとお客様から「鳥羽は次に行く店が無い」「二軒目に行く店が欲しい」「はしご酒がしたい」「デザートが食べたい」等という声が多く寄せられてきました。それがきっかけで客観的に鳥羽を見るようになると気づくことがいくつかありました。鳥羽は海辺に面する日本有数の観光地です。市街地に飲食店は多数ありますが食べ歩きができるものを販売している店舗がほとんどなく、また夜の飲食店の閉店時間が早いため、二軒目に行く店が少ないのが現状です。また、人口減少が止まらず空き家空き店舗も多数あります。そして常々自分自身が仕事終わりに珈琲が一杯飲める店があったらいいなと感じていました。そんな時に鳥羽リノベーション委員会で市街地の活性化をというプロジェクト立ち上がり、会議に参加させていただいていたのと自分のモチベーションがぴったりと合ったので1軒やってみようという気持ちになり、観光客も地元客もスタッフも自分も誰もがわくわくするような「気の利く二軒目」を空き店舗を利用して作ろうと考えました。

リノベーションについて